青い残光【完】
結局、選手権に出場出来たものの……彼にプロチームからのスカウトはなかったらしい。
先輩たちはスポーツ推薦をもらって大学進学を決めた。
そして彼は、スカウトを受けた企業へと就職することになった。
選手権敗退から2日後。
新体制となる西高サッカー部への最後の引き継ぎとして3年生が来てくれた。
きらりさんも、挨拶にと来てくれていた。
わたしは、この日を告白の日とずっと心に決めていた。
先輩や顧問の須賀先生で新しいキャプテンを決めて、3年生の先輩から最後の挨拶をしてもらう。
挨拶を聞いていると、もう、本当に今日から先輩はいないんだなぁ…と実感した。
挨拶が終わると、3年生は「もう帰る…」とその場をすぐに立ち去った。
残された後輩たちに中途半端なことをしないようにする、先輩たちの風習らしい。