青い残光【完】










梅さんも、先輩たちと一緒にすぐさまその場を去ろうとしたので何とか呼び止めないと…!とわたしは焦った。






「瑠璃ちゃん」





「はひっ!?」





突然背後から名前を呼ばれ、驚きながら振り返る。
ビックリしすぎて、心臓がバクバク言っている。



振り返ると、きらりさんが立っていた。







「瑠璃ちゃん、ここはわたしに任せて梅田くんを追いかけておいで」





「えっ、でも…」






「大丈夫!マネージャーにはすぐ立ち去る風習なんてないから!文句なんて誰も言わないよ」






ねっ?
と、いつもの明るい調子で言われる。


お願いしてしまっても良いのか迷ったけれど、確かにもう時間がない。






「〜っ、お願いします!」





「はいはーい」








その場をきらりさんに任せ、わたしは彼の背中に向けて声をかけた。

















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