セカイで一番キミが好き!

「ウチの学校の制服だったってことは、多分先輩だろ。」

移動中に八神がそう切り出した。


「は?いや、同級生かもしんねーだろ。」

高橋が小声で返す。

「ウチの学年、今んとこそんな可愛いこいないっぽいぞ。中学ン時、テニス部部長のマドンナを振ったお前が可愛いって言うようなのはとても。」

「だってアイツ重そうだもん。…まあそれとして、本当にいなさそうか?」

「うん、入学式の日に休む奴なんか多分居ないし全員みたかなー。あ、でも」

「一同、起立ッ!」

体育館が一気に静まり、全員が起立した。

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