仕事しなさい!
「ホント、倫子さんの気持ち知れてよかった。あのままじゃ倫子さんをさらって、手籠めにしちゃうのも時間の問題だった……」


「今度はレイプ犯発言。……私、とんでもないヤツと結婚決めちゃったね」


「後悔してる?」


渡が顔を上げた。
私はその頬を撫でる。


「全然。むしろ、好き」


私は手元にあったウィスキーソーダを持ち上げる。


「じゃあ、あらためて固めの杯といきますか」


渡が自分のロックグラスを持ち上げる。
グラス同士がぶつかる前に渡が手を止めた。


「待って!俺、倫子さんの隠し事、聞いてない!」

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