最低最悪な学校の中で。



落ちなかった……




背後に倒れる感覚。



浮いてた左足を地べたにつけてグッと持ちこたえる。



振り向いてやっと、気づいた。



彼に手を引かれたのだと……



「何してんの?」


「死のうと思って……」


「そっ!」



別に引き止めるつもりはないらしい。



しゃがんでそのまま私を見る。



いや、珍しそうなものを観察してるって言った方が合ってるかもしれない。




私は再度、両足を並べる。


今度こそ、私はこの地から亡くなる。



そっと右足を進める。



またもや、ふわりと浮く身体。



そして重力に従って下へ……



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