優しい狼と最強の彼女



ぼんやりとした意識の中で
救急車のサイレンが聞こえた



そこからは、
もう本当に覚えねぇ




それから、数時間後
俺は、目覚めた




「ん…………ゔぅ?…」

「あっ目‼︎目覚ましたよ‼︎」

「マジか‼︎おい、大丈夫か?」



そこには、久世と葉月がいた


ん〜と
俺、どうなったんだっけ?
てか、ここどこだ?

ん?
病室か?てことは、病院か‼︎


「宗方のおかぁさーん‼︎宗方が目を覚ましましたよ‼︎」


「え⁉︎ほんと‼︎あ〜よかったわこいつもしぶといわね、ふふっ」


???????

お袋?


ん〜
なんでだっけな……



「脳震盪だとよ、あぁ〜マジ心配したぜ、全く後先考えず行動に移すなよな」

葉月が脳震盪?
つってるけ ど……





「……………あ‼︎、俺、事故ったのか‼︎」

「あ?ようやく気付いたのか?おっせェんだよ‼︎全く‼︎うまくやれよな‼︎助けに行くんならさ‼︎」


葉月がとんでもないことを言っている。


「…無理に決まってんだろ……」


「でもな、助けに行って助けた本人に手当されてたんじゃ、意味ねぇだろうがよぉ〜」




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