私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。
けど、いくら考えたって答えなんか出るわけがない。
私自身体験したことないからねっ!!
………それもそれで悲しい。
『……………………なに死んでんの』
「う、わぁぁぁっ!?」
見上げると上には志乃が私のこと覗いていて。
い、いつ部屋に入った!?
全く気づかなかったよ!?!?
「なな、どーしたの?」
顔が死んでるよ……?
『…………奏太と帰ったの?』
志乃は怒ってるわけもなく、静かに私を見ていた。