私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう１人の片割れに告られた。

…＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ザワザワと皆が帰りだした時間。

もう蒼はクラスにはいなかった。


いつ、教室を出たんだろう？全然分からなかった。


私もノロノロと帰る支度をした。


「またねーっ！！」


『うん、バイバーイ！』


そのまま教室を出た。


中途半端な時間帯のせいか、人が妙に少なかった。