運命の二人~白と黒の物語~
バルゴは主の反応に少したじろぎながらも、表情には出さず、答えた。


「先刻、裏庭の訓練場を一人歩いておられて…」



報告を全て聞く前にジャスティスは窓を開けて飛び出していた。


「ジャスティス殿下!お待ちください!」

バルゴは追いかけて止めようとしたが、バサリ。

翼を大きく一つ羽ばたかせると、ジャスティスはもう遥か先に飛んでいた。



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