不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
――合コンを抜け出して連れていかれた先はラブホテル。
白っぽいナチュラルな家具で統一されていて、一見すると女の子の部屋って感じ。
けばけばしい派手さがなくて少しホッとする。
とはいえ、部屋の中央にある大きなベッドがやけに存在感を放っていたけど。
今から本当にこの人とここでするの?
部屋の入り口でいつまでも動き出せずにいると、卓巳君に手を取られた。
彼に引っ張られるように、部屋の奥まで歩く。
とうとうベッドのすぐそばまでたどりついた時、私は懸命に足に力を入れて踏ん張った。
「ま、待って」
すぐに押し倒されるのかと身構える。
だって、まだ心の準備ができてないよ。
「ほっ、ほんとにするの?」