不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
ハッとなって、抗議したときには、全てのボタンがはずされ、前がはだけた状態。

かろうじて下着はまだ見られてない。キャミソールを着ていたから。

チュッて音をさせ、卓巳君が私の胸元に唇を寄せる。


「ひゃ……」


なんだかくすぐったくて、ビクッと体が震えてしまった。でも不思議と、嫌悪感みたいなものはない。

キスの位置は、鎖骨、首すじ、頬と、次第に上がっていく。

耳までたどりつくと、舌で舐められた。と、同時に彼の熱い息がかかって、体の力が抜けそうになる。

耳元で、彼のからかうような声がする。また例の低音ボイスで。


「萌香ちゃん。わかってないみたいだから教えてあげる」

「え?」

「服を脱がすのって、男の楽しみなんだから、それ奪っちゃダメだよ」


そして今度は唇へキス。


「んんっ」

すっかり彼のぺースにのせられてしまった私は、その後抵抗らしいこともできず、結局最後の一枚まで、彼に脱がされてしまった。



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