不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「あ……! 洋服!」

「え?」

「洋服です。前に卓巳君の研究室に行った時、お友達が卓巳君に紙袋を渡してたんです。和美さんの部屋に忘れ物してたって。その時に、和美さんが洗濯してアイロンかけといたから、みたいな話してて。私、中身は洋服なんだと思って。それで卓巳君は和美さんの部屋に泊まるような仲なのかなって……」

「え? 洋服? そんなものうちに置いてたかなぁ?」


うーん、としばらく考えこんでいた和美さんは、思い出したのか、「ああ。そっか、あれか……」と納得したような声をあげた。


「あの服はね……」


< 221 / 277 >

この作品をシェア

pagetop