不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「あれ、私の手作りなのよ。私、衣装と小道具担当なの。試着してもらうために、卓巳には私の家まで来てもらったの。それだけ。卓巳ってば、せっかく取りにきたのに忘れて帰ったから。それで私が洗濯してアイロンかけたってわけ」
「そうだったんだ……」
ステージには卓巳君がひとりで立っていて、そのそばにはまっ赤なバラの花が1輪咲いている。
「ボクの花はたいそう美しいけど、わがままで傲慢なんだ。花ときたら『お腹がすいた』だの、『風が吹くからついたてを立てろ』だの、『寒さをしのぐために、覆いをかけろだの』注文ばかり言うんだ」
花の美しさに魅せられ、かいがいしく世話をする王子に対して、あくまでも横柄な態度をとる花。
王子はその花に嫌気がさして、とうとう小さな星から出ていく決意をする。
「そうだったんだ……」
ステージには卓巳君がひとりで立っていて、そのそばにはまっ赤なバラの花が1輪咲いている。
「ボクの花はたいそう美しいけど、わがままで傲慢なんだ。花ときたら『お腹がすいた』だの、『風が吹くからついたてを立てろ』だの、『寒さをしのぐために、覆いをかけろだの』注文ばかり言うんだ」
花の美しさに魅せられ、かいがいしく世話をする王子に対して、あくまでも横柄な態度をとる花。
王子はその花に嫌気がさして、とうとう小さな星から出ていく決意をする。