不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
卓巳君は一瞬目を丸くして、それから天を仰いで、「はぁ」とため息をついた。


「まいった。なんでいちいちそんなかわいいんだ」

「え……?」

「萌香ちゃんの目、ヤバいって」

「私の目?」

「自覚ねーの? なんですぐそんなに潤むんだよ」

「え、ああ……」


私は確かに涙腺が弱い。

ちょっとしたことですぐに目がウルウルしてしまう。


「その目、マズいって。オレ、その目にめちゃくちゃ弱いんだよなぁ。何度そのせいで理性飛ばしたか」

「え……えええええ? 理性?」


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