不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
大学に入って2年目。

生まれて初めてできた彼氏が元彼の智也だった。


智也は同い年で美容系の専門学生。

彼と同じ学校に通う、私の高校時代の友達から、彼のことを紹介してもらったの。

美容師を目指しているという彼は、髪型はもちろん、服装もオシャレ。
カッコイイ人だなというのが第一印象だった。

その日のうちに「つきあおうよ」って言われ、私もOKした。


今思えば、あの頃の私は初彼の存在に完全に浮かれていた。

智也が望むことならなんでもしてあげたかった。

だから体を求められたときも、ごく自然に応じられたの。

彼になら初めてをあげられるって思って。


だけど、いざってなったとき、智也からは冷めた声で言われた。


『マジで? 初めてかよ? やりにくいんだけど』


ショックだった。

その瞬間、体がカチコチに硬くなってしまい、初体験についてはとにかく痛かったことしか覚えてない。


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