Dead or Alive
私達の部屋は、302号室だ。
窓からは山が見える。
眼下に広がるのは森。
なかなかいい眺めの部屋だ。
「あー、重かった!!ねえ、この後なんだっけ?」
海老原が畳の上に荷物を投げ、寝転んで訊ねる。
つか物投げんなよ。
「この後は各班自由行動だよ。山登りもよし、森の散策もよし、藁細工とか、ペンダント作りとか硝子細工とか。どうする?」
林谷さんがみんなの荷物をしていの場所に置きながら答える。
偉いな、林谷さん。
「じゃあ森行こうよ!楽しそうじゃない?」
「えー、でも虫いるじゃん。ていうかハルナあんた、バスの中でペンダント作りが良いって言ってなかった?」
「虫除けスプレーすればいいじゃん。それにちーちゃん、細かいことは気にしないんだよ」
大峰さんが辻村さんの額をつついた。
辻村さんは納得のいっていない顔している。
「森、山に行く場合は制服から長袖・長ズボンだよ」
「アヤ詳しいね。何で?」
海老原が林谷さんに聞く。
林谷さんはドヤ顔をして「だって私保健だもん」と言った。
怪我をしないように、か。
「よーし、じゃあ行くかっ!」
「はあ、やっぱ行くの?わかったよ、行こう」
「ほらマミ、ゲームしまって。あ、マミって呼べた!やった!!」
「待って、今ラスボスなの!!ちょ、あぁぁあああ───────っっ!!」
私は青柳さんの──否、マミの手からゲームを取り上げた。
マミは「モモカの鬼っ!!」と叫んでいる。
ふはは、なんとでも言え。
窓からは山が見える。
眼下に広がるのは森。
なかなかいい眺めの部屋だ。
「あー、重かった!!ねえ、この後なんだっけ?」
海老原が畳の上に荷物を投げ、寝転んで訊ねる。
つか物投げんなよ。
「この後は各班自由行動だよ。山登りもよし、森の散策もよし、藁細工とか、ペンダント作りとか硝子細工とか。どうする?」
林谷さんがみんなの荷物をしていの場所に置きながら答える。
偉いな、林谷さん。
「じゃあ森行こうよ!楽しそうじゃない?」
「えー、でも虫いるじゃん。ていうかハルナあんた、バスの中でペンダント作りが良いって言ってなかった?」
「虫除けスプレーすればいいじゃん。それにちーちゃん、細かいことは気にしないんだよ」
大峰さんが辻村さんの額をつついた。
辻村さんは納得のいっていない顔している。
「森、山に行く場合は制服から長袖・長ズボンだよ」
「アヤ詳しいね。何で?」
海老原が林谷さんに聞く。
林谷さんはドヤ顔をして「だって私保健だもん」と言った。
怪我をしないように、か。
「よーし、じゃあ行くかっ!」
「はあ、やっぱ行くの?わかったよ、行こう」
「ほらマミ、ゲームしまって。あ、マミって呼べた!やった!!」
「待って、今ラスボスなの!!ちょ、あぁぁあああ───────っっ!!」
私は青柳さんの──否、マミの手からゲームを取り上げた。
マミは「モモカの鬼っ!!」と叫んでいる。
ふはは、なんとでも言え。