Dead or Alive
「んー、じゃあ紙貰ってきてあげるよ」
「おー、よろしく」
辻村さんはそう言って棚加先生の元へ走っていった。
そして、「さっさと紙よこせやぁ」と言っている。教師に対してそれはどうかと。
だが、棚加先生は笑顔でそれに応じている。
うおお、凄いな棚加先生。良い人だ。

辻村さんが紙を貰って帰ってきた。
さっき2人のやりとりを見てて思ったんだけど、辻村さんと棚加先生は仲がいいらしい。
まあ最も、辻村さんは好意をだいてなどおらず、所謂点数稼ぎの一つのようだが。
「役割はねー、班長、副班長、美化、調理、保健で、調理は2人」
「じゃあ保健やろ~」
林谷さんはそう言って保健の欄に名前を書き込む。私も、もうすでに役割が決まっているので班長の欄に名前を書いた。

「あー、いー、うー、じゃあ私と一緒に調理やろうよ大峰ちゃん」
「おーっ、もちおーけー!!」
辻村さんと大峰さんも役割が決まった。
これで残すは美化と副班長、海老原と青柳さんのみになった。
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