Dead or Alive
「マミ副班でいいよね?あたし美化やる」
「えっ!?やだよ、だって副班ってゲーム出来なくなるじゃんっ!」
「そんなこと言ってる場合じゃないって。楽しい林間にするためにはマミの力が必要なんだもん!」
「は?そんなの“こじつけ”じゃないの?」
「違うに決まってんじゃん!あたしは本当にそう思ってんだけど!!」
「エビのそれ、信用できない」
「なにそれ、あたしが押しつけてるみたいじゃん!」
「だってそうでしょ!?」

喧嘩が始まった。
言っちゃ悪いんだけど、私もそう思ってる。
青柳さんも、ゲーム出来なくなるから副班やりたくないって……。
「あたしがいつ押しつけたってのよ!」
「今だよ!!」
「つか副班ってやることないんだからいいじゃん!!」
「レクリエーションあるっつーの!!」
2人の言い争いは止まらない。
寧ろヒートアップしている。

というか、何で誰も止めないんだろ。
林谷さんは呆れ顔をして、大峰さんは喧嘩をしている2人を描いている。
止めないのは私も同じか。私も喧嘩から目をそらして『人間失格』を読んでるから。

そしてその時、視界の端で何かが動いた。
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