たとえこの声が誰にも届かないものだとしても
ありえない言葉なんて要らない ただそばに居てほしいの
それだけで生きていけたあの頃
まがい物の愛なんて要らない ただ二人で入れれば
それだけで幸せだったあの頃
居場所を探してさまよってやっと見つけたらそこにはもう そう 笑顔の私じゃない誰かが

迷ってる暇なんて要らない 自分らしく行かなくちゃ
傷ついた傷を癒すことすらできない不器用な私は
諦める事もできずに泣き腫らして過ごしていくの?

誰も彼も私だっていつかいつか 守り人から旅立っていくの――
一人ぼっちで泣いていたってそばに居てくれる人が居なきゃ
そう思うなら探しに行こうよ もう時はすぎたよ
今しかできないことしなきゃ 悪い思い出を思い出すのは悪いとは言わないけど
いつしかたどり着く未来を ねぇずっと見上げれがほら 笑ってるお日様

土砂降りの雨も私が流した涙を流し去っていくよ
何の意味もないものなんてない
変わり行かないものそれは貴重なものでむしろ珍しいから
足を引っ張る過去は割り切って笑い話にして流して捨てちゃおう

独りよがりの恋なんて要らない うそで塗り固めた妄想ではしゃいで
それだけで満足だったあの頃
頑張るなんて言葉だけの自分は要らない 一歩でも進まなくちゃ
泣きじゃくることも必要だけど泣いてるだけの女の子にはなりたくない 今頃 気づいた
わからなかった どうしても気づけなかったあの頃より私は大人になっていたんだね
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