絶体絶命!死のバトル
「皆っ!勝利だったよっ」
あたしが報告すると、
嬉しそうに喜ぶ皆。
…そりゃ、勝ったら嬉しいか。
勿論、あたしも嬉しいもん。
「優勝までの道、見えてきたな。」
「…これで…青斗の無念も晴らせるよ」
伊織と広也が話していた。
優勝まで、か…___
あたしは、優勝したら…
もう、命は無い。
命を、投げ出すのだから。
全然、怖くなんてないんだ。
寧ろ、広也達を生かせるって、嬉しいくらいだし。
…ただ……
凄く、悲しいよ。
「負けたチームの皆さん。首を、頂きます。」
…あぁ、今日も。
首取りが始まってしまった。