私の彼氏は無関心な僕系男子
「先生っ…!!!高山さんが熱中症かもです!!早く手当をっ…!!!」
最後の力を振り絞ってだした声。
私はいつの間にかゴールについていた。
高山さんは先生に運ばれて、日陰に向かっていった。
「はぁっ、はぁ……」
暑い。
暑さのせいかな、頭がくらくらする。
気持ち悪い。
つらい。苦しい。
「結愛!大丈夫!?」
「っうん…!全然大丈夫!ちょっとつかれちゃったけど」
えへへ、とおどけてみせた。
昔っからこういうのは得意なんだよね。