恋愛禁止(ホラー)
バシャン!と大きな音が響き、空気が口から抜けていく。
息苦しさにもがき、必死で手を伸ばし浴槽の端を掴んだ。
その手に力を込めて一旦体を持ち上げ空気を吸ったものの、すぐにまた引きずり込まれる。
時折顔を出しては息を吸い、その拍子にバシャバシャとお湯が音を上げ、そこら中へ飛び散った。
入浴剤の入ったお湯では目を開ける事もできず、右足に絡む何かをふりほどこうと足をばたつかせてもびくともしない。
浴槽は足を曲げていないと肩までつかれない大きななのに、あたしの体はずるずると、浴槽の奥へ下へと引き込まれていく。
「やめて!!」
お湯を飲みながら叫び必死でもがくが、浴槽の端を掴んでいた手が滑り、足を引っ張る力が一気にあたしの体を引きずった。
意識が遠のく寸前、あたしは手に当たった何かをグッと握りしめていたんだ……。
息苦しさにもがき、必死で手を伸ばし浴槽の端を掴んだ。
その手に力を込めて一旦体を持ち上げ空気を吸ったものの、すぐにまた引きずり込まれる。
時折顔を出しては息を吸い、その拍子にバシャバシャとお湯が音を上げ、そこら中へ飛び散った。
入浴剤の入ったお湯では目を開ける事もできず、右足に絡む何かをふりほどこうと足をばたつかせてもびくともしない。
浴槽は足を曲げていないと肩までつかれない大きななのに、あたしの体はずるずると、浴槽の奥へ下へと引き込まれていく。
「やめて!!」
お湯を飲みながら叫び必死でもがくが、浴槽の端を掴んでいた手が滑り、足を引っ張る力が一気にあたしの体を引きずった。
意識が遠のく寸前、あたしは手に当たった何かをグッと握りしめていたんだ……。