桜散る夢 ~愛を誓う~



零「(あの顔は、

始めからわかっていたな。

たちが悪い。

やはりあいつは土方か。)」


黙って見ていると

慌てて年配の男がすまないと

言いいつ、猿轡を外した。


土方「総司!

わかってんなら始めから

言いやがれ!!」


零「(総司...、

沖田総司か。)」


沖田「え~。

とっくに気づいてて、

わざとしてたのかと。(笑)」


土方「てめぇ!」


?「こら!やめんか!!

今は喧嘩している場合か!!」


土方「ちっ!」

沖田「はーい。」


?「すまないね。

で?

君は何者だい?」


優しい笑顔を零に向けていたが、

その瞳の奥には密かな殺気があった。


零「人に名前を聞くときは、

まず自分の名前を言うものでは?」


?「ん?そうだな。

それはすまん。」


零「(?素直だな。)」


?「俺の名前は、近藤勇だ。

ここの...」


土方「近藤さん!!」


慌てるように被せられた。


土方「あんたは、

間者に何で情報を流してをだよ!!」







< 26 / 44 >

この作品をシェア

pagetop