ずっと、好きでいる。








「ワタシの話が理解出来たのなら、謝りなさい。 大貴くんの言う通り、まず優貴に謝りなさい」







涙を流す子どもに、諭す様に話しかけるお義母さん。







「・・・・・・・・・・・優貴くん、ごめんなさい」







『本当にごめんなさい』『すみませんでした』1人の子どもが頭を下げると、その子に続いて他の子どもと父兄たちも謝罪をしだした。







「・・・・・・・・・・・おばあちゃんって、やっぱスゴイ」







その様子を優貴は驚いた顔で眺めていた。








「・・・・・・・・・・・・優貴、許してやれないか??」







優貴の顔を覗くと、優貴がオレではなくお義母さんの顔を見上げた。







「オレの気は済んだよ」







『許してもイイ??』とお義母さんに伺いを立てる優貴。







「なら、イイんじゃない??」







お義母さんが優貴に笑い返した。 お義母さんに笑顔を返した優貴は







「今回の事は、水に流します」







イジメっ子とその父兄にも笑顔を向けた。







「言っておきますが、『今回の事は』ですよ。 2回目は今度こそ許しません。 それは、分かっているとは思いますが『優貴じゃなければ良い。 ターゲットを変えれば良い』と言うワケでは勿論ありません。 優貴ではない誰かに同じ事をしたならば、ワタシがそのイジメを受けている子どもの保護者に入れ知恵をして、今度こそ叩き潰しますので、お忘れなき様お願いします」







優貴の言葉にすかさず補足を加えたお義母さんも、薄っすら恐怖を覚える笑顔をみんなに向けた。







最早作り笑いをするのが精一杯の、その場にいる人間たち。
















みなさん、本当にもう、お義母さんを怒らせる様な事は二度としないで下さい。
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