ずっと、好きでいる。
「優貴、『いただきます』はちゃんと言え」
さすがに親として優貴を躾けなければならない。 優貴の態度は人としておかしい。
「・・・・・・・・・・食べない場合でも『いただきます』って言わなきゃなんだ??」
優貴が眉間に皺を寄せて、オレ・・・・・・・・・ではなく、藍を睨む様に見た。
「アレルギーとかなら食べなくてイイ。 ただ、好き嫌いなら残さず食べな。 他人から出された食べ物は、多少無理をしてでも食べた方が上手く世間を渡って行ける」
藍が優貴の視線に応える様に・・・・・・・・・違うな。 藍、フツーに軽くキレてるな。
しかし、何とも藍らしいキレ方。
『作ってくれた人に失礼でしょ』とか『何も食べれない貧しい人もいるのに・・・・・・』的な言い方はしない。
あくまで自分の利益の為。
『作ってくれた人の為』じゃなく『自分の為』なら、『それがどうした』で流せない。
流石、藍。