水巫女の獣になった日
話を進める前に俺のことを少々。

俺は2歳のことからやっている水泳以外、何にも興味を持てないやつだった。

水泳でなら、賞もそこそこ貰って、とにかく水泳漬けの毎日を送っていた。

小、中と友達も作らず、所謂一匹狼でやってきた俺を見て、高校の女子達はクールとか言って、告ってきた。


それはモテ期の到来だ、とか兄貴が言ってたっけ。

あとは、短期間だけ族に入っていた。

喧嘩とか意外とつまんなかったから、数週間で抜けた。


そんなこんなでそこそこ有名だった俺は、そのせいであいつらと関わることになる。
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