水巫女の獣になった日
「やばぁ!!めっちゃかっこよかったね!!」

「明日も来るかなぁ。」

興奮冷めやらぬという感じで3人を見に廊下に出ていたクラスの大半が戻って来た。


「見てー。白波君また寝てるー。」

「3人が来ても動じないってとこがまたかっこいいよねー」


そんな言葉も聞こえてないふり。

しかも、一度寝たらどうでもいいことはキレイさっぱり忘れるもんだから気にもとめない。

そうして俺は机に伏せたまま、眠りに落ちた。

何の変化もない、いつも通りの学校生活。



だが「嵐は突然やってくる」とはよく言ったもので、
俺の人生を変えた出来事はもうすでに始まっていた。
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