金糸雀達とお茶会を
「な、なんで私の名前っ…!?」
かなり慌てる。
だって、初対面の人にっ…!?

すると彼女…朝霧さんはふ、と妖しく微笑み、
「秘密。分かった?」

「…は、い」
その言葉には無言の圧力があった。


ふと朝霧さんはしゃがんでいた体勢からすっと立ち上がるとあたしに手を差し出す。
朝霧さんの手を取って立ち上がると、私はぱっぱっと服についた泥を払う。
「そんじゃ、行きますか」
朝霧さんはあたしの手をひいて歩き出した。
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