幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜


もっと早くにみのりの気持ちに気付いていたら。

もっと早く、分かってあげられていたら。


もっと…別の今があったはずなのに。





ずっと一緒にいた友達の中で、いつの間にか恋が始まっていて。


気付かなかった恋の矢印は、予想外のみのりから涼へ。


幼なじみのふたりにこんな日が来るなんて…

本当に思ってもみなかった。


人の気持ちって、いつどうなるか分かんないもんだな。


ため息をつきながら、俺は今改めてそんなことを感じていた。


< 178 / 349 >

この作品をシェア

pagetop