恋を奏でる軽音部
突然、電気がパッとつき、私は慌てて涙を拭った。
そこには、the KITTY's メンバーが揃っていた。
「花音!こんなとこにいた~!探したんだからぁ!」
結愛が、私に抱きついてきた。
どうしよう…。
目、腫れてるかも。
顔が上げられない。
「えへへ…。ごめんごめん。すっごい眠くなっちゃって、ここで寝てたぁ…」
目をこする私に、みんなが近づく。
「なんか、元気ない?どうした~?」
「な、何でもないよ!ほら、時間もったいないし、練習しよっか!」