恋を奏でる軽音部

「早く仲直りしちゃいな。大丈夫だから。」



先輩の言葉って、不思議。



たった一言なのに、涙が出そうになる。


本当にそうかもって思える。



すっごくあったかい。



「うん、分かった」


「おう。じゃあ、な」


「ばいばい…ありがと」



先輩が、軽く私の頭を撫でて、立ち上がった。




本当は、もっと先輩といたい。


先輩の温もりを感じたい。





気がつけば、先輩の胸に飛び込んでた。



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