幼なじみにわたしの生死がかかってる件

父、母、ミウちん、スイ。

この中にコウさんは必要ないのですフハハハハ。


『スイー。』

「ん。」


『スイはわたしの命なんだけどね、今日のコウちゃんは昨日のコウちゃんと同じであって同じでないのだよ。』


「あ?」


『察しが悪い男はこれだから嫌だよ。今日はスーパーコウちゃんなのだよ。スーパーコウちゃんはしばらくスイがいなくても生きていけるのだよ。』


えへん、どうだすごいだろ!そんな顔してふんぞり返ってやったら、スイは男前な顔を少しだけ悲しそうに歪めた。


なんだいなんだい。
わたしは悲しくなんかないのだぞふはははは。


涙なんてとっくの昔に枯れちゃったんだもんねふはははは。

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