幼なじみにわたしの生死がかかってる件
喚き続ける私の前に、白い箱がずいっと突き出された。
「おら、これじゃねえのかよ。」
とてつもなく不機嫌そうな顔のスイが手にしているのは紛れもなくわたしの好きなケーキ屋さんの箱。
『これだよこれ!どこにあったの?』
「冷蔵庫。」
よく見たのに。おかしいな。寝ぼけてたのかな。
なんとなく箱を開けてみてわたしは思わず目をかっ開いてしまった。
違う、これ、違う。
『え、これ、じゃない、よ?』
「あー?」
気のない返事をしたスイはいつのまにかテーブルからちょっと離れたソファにどかっと座り込んでいた
。
『だって、これ…。』
『普通に小さいの買ったのにホールになってるし…それに…コウお誕生日おめでとう、ってプレートがついてるよ。』
声は不覚にも震えていてとてもしどろもどろになったしまった。