【永遠の愛を繋ぐ2人の手】(*ラブコスメ参加作品)

じわじわと感じていく喜びに

胸がいっぱいになる。

「…菊田…私も…。」

『好き。』…そう言おうとした時

「…愛梨…見合いはするな!!
ご両親に挨拶に一緒に行った時
俺も一緒にちゃんと謝ってやる。
だから…見合い相手とじゃなくて
……俺と結婚してくれ。」

『好き』と言うより先に

私は菊田にプロポーズされた。


「………えっ!?結婚!?」

驚く私に

「…ああ…俺と結婚してくれ。
遥晃からも聞いていたけど
俺も前からずっと
結婚は愛梨としたいと思ってた。
だから…父親の為だけに
俺の気持ちを無視してまで
好きじゃないヤツと結婚するなんて
人生を棒に振るような事はするな。」

もう一度プロポーズしてくれた彼は

私の体をそっと離しながら

ジッと私を見つめた。

瞳を捉えるような視線に

私の胸が高鳴る。

…本当に…?

…嬉しい…。

本当は凄く凄く…。

でも…。


「…菊田の気持ち…嬉しいよ。
私も菊田が…好きよ。
でも…私は…。」

関西に戻るから

東京にいるあなたと一緒に暮らせない。

そう言いかけた時

「…愛梨の言いたい事はわかってる。
でも、その事も…心配ないよ。
俺達は離れ離れにならないから。」

そう言った彼は両手で

私の右手を包み込むように握ると

そのまま軽く持ち上げた。






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