【永遠の愛を繋ぐ2人の手】(*ラブコスメ参加作品)

私の全身がビクッと震えた。

菊田は握っていた両手のうち

右手で私の手の甲を優しく撫でた。

「…愛梨のこの手…。
白くて、綺麗で、スベスベで
モチモチしてて…。
握手をする度にほっとして安心する。
俺はいつも愛梨の握手のおかげで
緊張を和らげて貰っただけじゃなく
たくさんの優しさと温もりを貰った。」

そう呟きながら

もう一度手の甲にキスを落とした。

そんな彼のが仕草がセクシーで

恥ずかしくて紅くなる私に

彼は『可愛い』と呟くと

「…なぁ、愛梨。
俺は『ゲンカツギ』の為にだけ
握手を求めていただけじゃない。」

と、私を見つめて口を開いた。

「……えっ!?」

驚いて見上げる私に

「『俺に振り向いて欲しい。』

『俺を同期じゃなくて
一人の男として意識して欲しい。』

『愛梨が好き…愛してる…。』

…そんな想いを込めながら
俺は愛梨と握手を交わしていた。」

彼はそう言うと

握っていた手を一旦離し

私の指と指の間に

自分の指をそっと絡ませながら

恋人繋ぎのようにギュッと握った。

こんな繋がれ方は初めてで

ずっと握られているのも初めてで

絡められた、繋がれた手から

彼の緊張感と温もりが

じわじわと私の体内にも伝わってきた。

胸が高鳴る中、私も口を開いた。




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