クローバーの起こしたキセキ





そんなことを考えながら、私はあたりを見回してさえいないのに、目にクローバーが飛び込んで来た。
・・・・・なんで?
毎日クローバーを見つけていたからなんか癖がついてしまったよう。
まぁいいんだけど。




「ねぇ君、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」




後ろから急に声をかけられながら、肩に手を置かれた。
そのせいでビクッとし、30センチくらい飛び跳ねてしまった。
変質者だったらどうしようと思い、振り返るのをためらう。




「ねーぇーったらー」



しつこく言いよってくる。
よし、もし変質者だったら叫びながら全力ダッシュだ。
覚悟を決めて振り返る。




「やっと振り向いた♪」




そこにあったのは第一印象がプレイボーイっぽい人だった。
耳にはピアスがいっぱいついてるし、髪の毛は脱色してるのか綺麗なまっ茶色。
でも顔はいかついかと思えばそうじゃなくて、結構幼顔っていうか童顔。
そしてかわいい。




「俺の学校何処かわかんないから一緒に行こうよ、ダメ?」




「えっと、学校はどこなの?」




首をカクンとかしげながら言う。
芸能人なのかな、でもこの辺って芸能人がいくような立派な学校はなかったような・・・・・。
ぽけーっとしながら考える。
だから次の言葉には心底驚いた。




「え、一緒の高校じゃ無いの?制服一緒だったから声かけたんだけどな・・・・・」




・・・・・制服一緒?
さっきは顔の近くしか見てなかったから気づかなかったけど、よくよくみると私のスカートの柄とズボンの柄が一緒。




「えーっ、一緒の高校なの!?じゃあ夢星高校なの!?」




驚いてそう聞く私にこの子は笑顔で頷く。
にっこり笑っちゃって、かわいいなぁ・・・・・、って違う違う。




「何年生なの?」






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