クローバーの起こしたキセキ





海原君が一日でも多く生きていられますように




今までの願いを変え、海原君が長く生きられるように祈る。
せっかく少しだけど心を開いてくれたんだ、一日でも多く生きて欲しいし、もし治るんだったら病気が治って欲しい。
でも無理だと分かってるんだから、悔いを残さないように生きて欲しい。




「まさかお気楽人間である私がこんなシリアスなことを考えるようになるなんて思わなかったなぁ・・・・・」



そう呟きながら、毎朝と同じ行動をする。
でも、いつもはあるはずのお母さんのお弁当と朝ごはんがなかった。
代わりに走り書きしたような紙が。




【ごめん麻美、時間無いから作れなかった!冷凍食品食べて。
本当にごめん!】




お母さんは忙しいもんね、しょうがないよ。
私は今日は昨日寝る前にアイスを食べたせいであまりお腹が空いていない。
だから冷凍食品は何も食べずに、牛乳だけ少し飲んで家を出た。




クローバーはそろそろ見当たらなくなって来た。
季節が終わる。
次の季節が来るってことは、その季節の時にしか咲けない花や、生きれない虫たちは死んじゃうってことなんだね。






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