クローバーの起こしたキセキ





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海原君に変なことを言われてから二週間が経った。
今ではもう記憶に無い振りをして接しているけど私は三日ほどは顔を見れなかった。
海原君は何もなかったように振舞っていたけど。
・・・・・もう二週間か、春から初夏になろうとしてる。
クローバー、結局37本か・・・・・。
100本集められなかったなぁ、願い叶えるのは今年は諦めるしかないね。




「麻美おはよっ」




「おはよう童君」




童君とはかなり親しくなって、毎朝碧海の次に挨拶をするようになった。
碧海が近づいてくる。
・・・・・表情がなんかすごい怖い。
眉はつり上がってるし、眉間にはシワが。
私何かしたっけ・・・・・?




「麻美、ちょっと来なさい。
光月、ちょっと麻美借りるわよ」




「ごゆっくり〜、あと光月じゃなくて童でいいよ。
碧海ちゃん♪」




そんな童君を無視して碧海は私の制服の首元をがっと掴み、引きずりながら攫って行く。
・・・・・私どこに連れてかれるの?すごい怒ってるけど。






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