女達の戯言
「っで私のどこが好きな訳?」


女は
少しイライラしながら
男に言う


煙草を吸おうとしたら
シガレットケースの中には
一本も残っていなかった


「煙草ある?」


「ごめん……
俺……吸わないから」


「あっそ」


ならばと
代わりになる物を
女は探しだす









ーーーみつけた


内心
女の心に
安堵が広がる


「っで私とどうして付き合いたいの?
私、見た目と違って変わった癖あるわよ」



言いながら
目線は自分の手元から
離さない女


「変な癖って?」


男は自分の目の前で
繰り広げられる
少々異質な光景を
目の当たりにしながら


敢えて
聞いてみた



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