風花


「…なあ、舞歌。そこまでの道、わかるか?」
「ん?まあね。何度も行ってるし」
「…明日、暇か?」
「明日?暇だけど…車は出せないよ?」
「違うよ。あのな…」


そこでいったん句切り、舞歌の耳元に口を寄せ、続きを口にする。


「…っ!了解っす!」


それを聞いた舞歌は、予想通り、嬉しそうな表情を浮かべたんだ。
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