私は男を見る目がないらしい。
「……原因は俺にあったのかよ……。でも、それならそうと言ってくれれば良かったのに」
「……普通は言うものなんだろうけど、そういう時に私が何も言わない……、言えないってことは朔太郎もよくわかってるでしょ?私は見た目とは違って面倒な女だよ?」
「!……あー、そっか……悪い」
朔太郎がぺこりと頭を下げる。
……そう。私は男には面倒だと思われるタイプの女だと思う。
最初はさらっとしていて楽だと思われるかもしれないけど、本当の私の性格を知ってしまえば、きっと見る目は変わる。
何でも溜め込む性格だし、何でもないことはさらっと言えるのに本当に言いたいことはなかなか言えない性格。(だからこそ、表向きはさらっとして見えていると思うんだけど)
そのせいで表で見せる顔と、その裏で見せる顔は違う。
相当な物好きじゃないと私の性格を好きだなんて言う人はいないだろうし、私もそれを自覚してるから怖くてなかなか本当の自分を見せることもできない。
コンプレックスなんだ。
……「私は男を見る目がない!」なんて文句を言う以前の問題で、まずは自分の性格を直せって話なんだと思うけど。