私は男を見る目がないらしい。
「甘いわ。激甘ね」
「うっ……」
「甘くするのは男を手に入れるために距離を縮める時と、エッチする時だけにしておきなさい。じゃないと、男は図に乗るから。少なくとも、あたしはそうしてるわよ?」
「!!!……せ、赤裸々過ぎます……っ」
「そう?でも、それが真実よ」
バッサリバッサリと斬られ、放たれる言葉に、どう反応すればわからなくなってきた。
3歳違うだけで、どうしてこんなにも世界が違うんだろうか?
……経験の問題か……?
私はたぶん、多い方ではないし。
いや、でも、理子さんは特別な気がする。
「まったくもう、」と呆れたようにため息をついて、理子さんが話し始める。
「お金貸すの、1回で済めばいいわね」
「……そう思いますけど、仕事決まらないことには……なんですよねぇ。そのことに気付いたの、お金貸した後で……今後どうなるんだろう、とちょっとドキドキしてたりします」
「そこが一番のネックよね。仕事決まるまで散々お金搾り取られて、仕事決まった途端逃げられた、なんてことにならないように祈ってるわ」
「!!ふっ、不吉なこと言わないでくださいよっ!」
「よくある話よ?口では裏切らないとか信じろって言ってても、何をするかわからないのが悪い男なんだから」
「ううっ……」
理子さんの言うことは的を射ていて、もしかしてお金を貸してしまった私が軽すぎただろうか?と後悔の気持ちがふわふわと浮かんできた。
でも……いや!朔太郎は大丈夫だもん!