櫻唄
屯所の前まで来ると沖田さんは他の隊士に先に戻る様に告げた
「鈴ちゃん、少し散歩しようか」

そう言うと歩き出す彼に私は着いて行く事しか出来なかった

「沖田さん、何処へ行くんですか?」
「着けば分かるよ」

そういった時私の目の前に現れたのは
小さな神社だった
そこの階段に座ると彼は私に質問をした

「何で泣きそうな顔をしているの?」
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