【更新中】キミの声、聞かせて
----うぅ…


「貴女にはそれが似合うわ。大翔に近づくから悪いのよ」


城本さんはあたしの身体を殴ったり蹴ったりしていた


おかげで動くことも出来ない


----気持ち悪い、呼吸も出来ない。


……苦しい


大翔、冬華…助けて


意識が朦朧としてきた


----ドンッ!!


鈍い音と共に屋上の扉が開いた


「樹里!!」


この声は…大翔だ!!


「お前ら、何やってんの?」


「えっ…あっ、これは」


今までにない低い声で城本さん達を圧倒させる大翔


あたしを見つけると一目散に近寄った来た


大翔を見た途端、安心して涙が零れる


「遅くなってごめんな」


来てくれただけでも嬉しいよ


そこであたしは意識を失った
< 169 / 606 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop