【更新中】キミの声、聞かせて

必要なのは*大翔side

俺に必要なのは

君がいること

君がいるだけで

世界が全然違うんだ


***************


お手洗いに行くと言った樹里が戻って来ない


普段の樹里ならすぐに戻って来て良いはずなのに。


「大翔、樹里と帰ったんじゃなかったの?」


職員室に行っていた冬華が戻って来た


「お手洗いに行って戻って来ないんだ」


……にしても、遅い


「冬華ちゃん!!大翔君!!」


俺らの名前を呼んだのは同じクラスのヤツ


「実夢。どうした?」


思い出した、コイツの名前は上條実夢(カミジョウミユ)


クラスの中でも大人しくいつも本を読んでる人


「樹里ちゃん、城本さんに連れて行かれるのを見たの!!」


……えっ?


嫌な予感がする。
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