【更新中】キミの声、聞かせて
「ゆっくりで良い。1人で出掛けろ、なんて言わない」


1人でなんて怖くて外に出られない


「俺は樹里の支えになりたい。サポートがしたい。でも、俺や冬華と居るのが嫌なら俺は潔く身を引くよ」


大翔の目は真剣だった


《どうしてそんなに優しいの?こんなあたしの相手してくれるの?》


「直樹さんに聞いたから。」


お父さん、教えたんだ


「俺、本気で樹里のサポートをしたい」


此処まで真剣に言ってくれた人は大翔が初めてだ


大翔は優しくあたしを抱きしめた


《ありがとう。長時間は無理だけど外に出ることも必要だよね》


「俺が居るから心配すんな。弱くなって良い。ゆっくり進んで行こうな」


そう言ってもらえた事が嬉しい


彼氏じゃないけど、君だから弱い自分を見せられるんだ
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