星使いの少女

「ふぅ…っ!」



ーあたしはいつからこんなに弱くなった?



ーあたしはいつからこんなに人を好きになった?



ーあたしはいつから人に頼るようになった?



こんなに弱くなった覚えなんてないのに。



すると、ドアをノックする音が聞こえてきた。



あたしは急いで涙を拭った。



「っ…誰…?」



「神崎…俺だ」



この声は…



「…勝利?」


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