星使いの少女

いくら涙を流しても



いくら名前を呼んでも



君はもう居ないんだ。



「…なぁ、見てるか?」



当然、返事なんてない。



「俺達…お前が居なくなって皆、魂が抜け落ちたみたいになってんだよ。」



ひと粒の涙が頬をつたった。


< 170 / 197 >

この作品をシェア

pagetop