好きじゃない、はず。―ラブレター・マジック―
昼休み。
本当に瀬戸は広里君を連れてあたし達の前に現れた。
亜美はそんな二人を見て面白そうに笑っていたけど。
あたしは瀬戸の今日の様子が不自然で気になって仕方がない。
「お邪魔しまーす」
なんて言いながらあたしの横に座る瀬戸。
亜美は口元を抑えながら笑いを堪えている。
堪えきれてませんけど。
「何で俺まで……」
なんて言いながらも瀬戸についてくるあたり、広里君はなんだかんだ瀬戸のことが好きなんだと思う。
「つぐみちゃんの弁当うまそー」
隣にいる瀬戸がキラキラした目であたしのお弁当を覗き込む。
あまりにも純粋な目でお弁当を見てくるから、あたしはおずおずと瀬戸に自分のお弁当を差し出す。
「……食べる?」
「マジ!?いいの!?」
ぱぁっと嬉しそうな表情を見せる瀬戸。
あまりにも分かりやすい顔を見てあたしは思わず笑ってしまう。