紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
フワリ…、
と私の頭が誰かに抱きかかえられた。
すぐに誰だか分かった。
隣に座っていた、鏡夜だ---
優しく包むように私の頭を抱きしめる鏡夜。
えっ?
と顔を上げると、今度は腕を腰に絡め抱きしめてくる。
「鏡夜?」
「………」
「えっと…、離して?」
「…綾香は蓮の事が好きなんだよな?」
「…うん」
突然、鏡夜にそう言われて驚いた。
一体、何を言い出すの?
まさかそんな事を言われるなんて思わなくて鏡夜の顔を覗きこみ、真意を探ろうとした。
しかしすぐに鏡夜から話しかけられてしまう。